グループ展に参加するために台湾へ行きました。今回は台北→台中→嘉義→台北と
移動して、途中以前からとても行ってみたかった阿里山へ連れて行ってもらいました。
阿里山に着いた時は、嵐のようでしたが、宿泊する民宿「阿里山森居」の
オーナーさんが駅まで迎えにきてくれて、豪雨の中を
全く気にする風でもなく、檳榔(びんろう)の鬱蒼と生い茂る山の中を
車で激走して行くのでした。さすが台湾!
阿里山には標高2,000mを超える山が18あり、有名な阿里山登山鉄道が走っています。
私もこの列車に乗ってみたかったのです。赤い列車と深い緑とコントラストが美しい。
泊めてもらった民宿「阿里山森居」
勾配の厳しい山の上、霧と雲海の中、隠れ家のように現れた素敵なお家。
お庭や玄関に犬が沢山いて、生まれたばかりの子犬が5匹もいてラッキー!
かわいかった〜
このお家の中には、大きなリビングとお部屋が2つ。
友達の家に遊びにきたように、落ち着けます。
展覧会のメンバーで貸し切りだったので、雨で鮮やかになった森を眺めたり、
カエルや鳥の声を聞きながら話し込んだりして、ゆったりと過ごせました。
玄関あけたら、すぐワンコ。
夕食はオーナーさんのお母さんのお料理が食べれます。
お母さんも近くで民宿を営んでいます。お母さんのお料理、すごく美味しかったなぁ。
阿里山森居は、何とも落ち着く場所でした。
又是非行きたいです。
翌日も雨で残念ながら、美しい日の出は見れなかったけれど、
それはもう一度ここに来る理由になったという事、嬉しくもあります。
雨が小降りになったところで、旧線路道を神木を見に歩きます。
線路の中に木屑や葉っぱが堆積してるのか、ふわふわでとても歩きやすい小径ですが
少し道をそれて森に入ったら、もう戻れそうにない。振り返ったら、小径も霧の中。
でも緑が深く生き生きしていて、目に入るものが怖いほど綺麗なのです。
吸い込まれてしまいそう。
そんな森の中を歩いていると、霧の中に巨大な神木が現れました。
下の方に写っているのは、私たちなのですが、
実はこの時、この大樹の存在に気づいていません。
見上げて、本当にビックリ!でした。
霧が濃くなってきました。
でも霧はこの樹の呼吸する息吹のようです。
「阿里山森居」
沖縄へ行ってきました。
一番楽しみにしていた与那国馬は、小さくて賢そうで何だか懐っこい。
もちろん油断してはいけないのだけど、この空気がそう思わせるのか
久々に会った友達みたいな親しみを感じてしまう。
早くも初夏の空、青々とした草原の中で、
ひたすらムシャムシャと草を食んでいる姿は、ずーっと見ていても飽きない。
やっぱり馬っていいな〜としみじみしてると、このファームの方↑から
河田桟さん著の「馬語手帖」なる本を薦めていただいたので、買ってみました。
あとがきに、ウマは不思議な生き物です。世の中には、どういうわけか「ウマ」という
言葉を聞くだけで、ぱっと顔が輝いたり、にこにこしたり、気持ちがすぅっとする、
という人が存在しているようです。などなど書かれており、
ずばり私の事?と思い当たって嬉しくなりました。
動物全般に好きですが、馬という生き物はどうにも不思議な魅力があります。
沖縄は訪れる度に色んな発見があるけれど、何度でも行きたい場所です。
フクギの並木道。
それにしても、沖縄ぜんざいは美味しかった!
これを食べるためだけに、もう一度行く。
篠山にある collisimo(コリシモ)という古い郵便局を
カフェとギャラリーにリノベーションした空間で、
いとう写真館 の長時間露光写真「昔撮り」に
行きました。
「昔撮り」とは、60秒間の長時間露光で撮影する写真館です。
60秒間同じ姿勢・体勢を維持しなければブレてしまい、
停まった姿を写真に残す事ができません。普段の写真館のように、
被写体とカメラマンで作り出す時間や、
カメラマンが拾い上げる一瞬の表情とは違い自分自身をより見つめ、
本来の姿と対話する事で思ってもみなかった素の自分が
そこには写っていたりします。(いとう写真館より)
1分間。されど長い!
最初はただ動いてはいけないと緊張するばかりで
余計に揺れているのが分かり、どんどん焦ってしまいます。
ただ、回を重ねる内に、身体のどの部分が重さを感じてるのか分かり、
少し呼吸も落ち着くと、ふっと意識が身体から離れ
物のように固定された自分から、距離を置けるような感覚でした。
モノクロで仕上がった写真は、情報が整理されていて
過不足無い、1分間の素の自分が写っていました。
ポラロイドなので復製も引き延ばしもない、たった1枚の写真です。
何とも緊張感のある時間が終わると日が暮れてきました。
この collisimo(コリシモ) の少し先に、同じオーナーさんが
rizmという古い米蔵をリノベーションした大きなギャラリーがあり
そこで、 いとう写真館特別展「手仕事の写真展」
が開催されています。(〜9月29日まで)
露光写真を撮った後に見ると、写真に対する気持ちも
格別でしたが、伊藤さんの「時間を切り取る写真」の
面白さと真摯に向き合う作品に感動した一日でした。
先日大雨の中、奈良の室生山上公園芸術の森に行く。
室生寺に向かう一本道路の少し手前、山深い森の中にポカンと空間が生まれ視野が広がる。
ザァーザァーと雨が降る中、緑が濛々と白い息を吐いていて、そこに佇むは私と友人の二人だけ。
わざわざ雨の日に、ここに訪れる人はいないのだろうけど(台風も近づいてたし)なんて贅沢な
美術鑑賞なのだろう!
雨に濡れたイスラエルの作家 ダニ・カラヴァンの壮大な造形作品は
何とも神々しく、奈良なのか?日本なのか?ここはどこなのか?と頭がぐるんぐるんとして
違和感なく異空間に入ってしまうのでした。
苔が水を吸って、動き出しそうなぐらい。
管理センターのおじさんが、この公園について熱く語ってくれて森の中に苔の上を歩いてるような
モフモフの小径を教えてくれたので、帰り道はまた違った場所に来たようでした。
ツイッターで毎日、公園の写真をアップされてるらしいです。
ここですっかりハイテンションとなった私達は、この後ギャラリー夢雲へ江崎満さんの個展、
「江崎満の宇宙展」に行くのですが、森の中のお伽噺みたいなギャラリーの中で
スゴイ生命力ある作品と過ごしました。6月30日までですが、是非是非お薦めです。
頭はぐるんぐるん、身体は心地よく疲れ、心はふわり。五感に貴重な一日でした。
静岡県に行ってきました。昔からCMで
「伊東に行くならハ・ト・ヤ♪ 電話は4126♪(ヨイフロ)」と流れていたのは覚えていますが、
関西から伊東は遠いので、まさか実際に行く日が来るとは思ってなかったなー。
レトロな外観ですが渋い!ちょっと懐かしの宇宙っぽい雰囲気です。
でも広々としていて清潔で、手入れが行き届いていて、気持ちいい。
上の外観の左側にあるトンネルのような大円会場への通路の中は、
60年代でUFOにさらわれるってこんな感じかしら?と思わせてくれるような内装です。
このホテルが出来た当時を知らないから、何度かリニュアールしてるのかもしれないけど
カーペットの模様や照明器具のデザインも当時のままの雰囲気を壊していないので
何故かとても懐かしく感じるのでした。
ホテルにはハトヤ消防隊もあります!こちらもかなりレトロだけど現役のようです。
施設内は古いのだけど、どこも古びていないのがスゴイ!
伊東には初めて行きましたが、もっとゆっくりしたい場所でした。
当分、ハトヤのCMソングが鼻歌です。