京都・細見美術館3Fにあるお茶室「古香庵」にて開催されていた
釜敷きと香合展、無事に終了いたしました。
釜敷きと香合とは、お茶道具なのですが、
今回はお茶をしていない方々にも
気軽に楽しんで飾っていただくという展覧会で
工芸の作家さん以外にも
茶道具と親しみのない沢山の作家さんが出展されていて
大勢の方にお越し頂き、楽しんでいただけたようで
ありがとうございました!
「夏休み」という作品。松林から見た大型船や
そこにひょっこり現れた、ちょっと偏屈なウサギ。
京都の山々も見渡せる茶室での展示。
と、時を同じく、、、。
日傘にペイントする展示にも参加させていただきました。
ちょっとした松林ブームでしょうか。
夏と松林という組み合わせが大好きなんです。
こちらも終わってからの告知に反省しきり。
お越し下さった方々、
お買い上げいただきました方々にも、
本当にありがとうございました!
新年あけましておめでとうございます。
昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。
昨年は3月に大阪で、8月に台湾で、そして11月に4人展を京都でさせていただきました。
初めての場所で出会った人達、いつも厳しく優しく応援してくれる友人知人や家族に
支えられて、仕事と発表とドタバタしながらも何とか無事に年を越す事が
出来ました。本当にありがとうございました。
そんな日々の中で、昨年ある方が私に送ってくれた言葉が「挑戦」でした。
イタタ、痛い所を突かれたな〜。そう言えば最近すっかり居心地よくなってきてたかも。
じっくり時間をかける事も大事だけど、今年はフワリと軽やかに。
石橋を叩いても渡るかどうか?な性格の私なのですが
心の琴線に響いた事にトライしてみようと思う2015年です。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2015年1月1日 吉田 磨希
先月までの暖かさや紅葉は冬の風に吹き飛ばされて
とうとう冬が来てしまいました。
寒いのは苦手なんですが、冬の景色は好きなんです。
毎年この時期になると、妹尾和夫さん率いる
劇団パロディフライさんの公演のチラシやポスターを
描かせていただいているのですが、今年もその季節になりました。
この時期、もう少し紅葉があるかなーと思いつつ
描いた銀杏でしたが、季節は思うようにはいかない物です。
劇団パロディフライ第24回公演
「桐子さんですね。はい」
梅田芸術劇場 シアタードラマシティ
12月5日(19時開演)6日(13時開演)7日(13時開演)
おかげさまで、京都nowakiでの4人展「砂糖時光」無事に終了いたしました!
お天気にも恵まれ、たくさんの方々にお越しいただきました。
本当にありがとうございました。
無理を聞いていただいた京都のnowakiさん、
はるばる台湾から見にきて下さった實心裡生活什物店の王さんと明華さん、
この愉快なメンバーを出会わせて下さった駒形克己さんにも
4人より心から感謝致します。
さて、「砂糖時光」ポスターカレンダーは通信販売も致します。
ご希望の方は、nowakiさんまでお問い合わせくださいませ。
それからご好評いただいたアイシングクッキーも
引き続きnowakiさんに、置いていただいていますので
nowakiさんにお立寄の際に是非どうぞ!
ちなみに、次の展覧会は、11/28より陶芸作家・鈴木稔さんの個展です。
実は、砂糖時光メンバー、ダイモンナオも鈴木さんの器の愛用者で
他の3人も、今回すっかりファンになってしまいました。
28日からの展覧会が楽しみです。
nowaki FB https://www.facebook.com/pages/のわき-nowaki/335266603239962
nowaki ブログ http://nowaki3jyo.exblog.jp/
※nowakiさんの定休日は、上記サイトにてご確認ください。
なお、「砂糖時光」の袋入りマスキングテープは、完売いたしました!
ありがとうございました〜。
砂糖時光展は来春、台湾の台中にあるとっても素敵なお店、
實心裡生活什物店でも展覧会をさせていただきます。
實心裡生活什物店にはデザイナーの王さん、明華さんご夫妻がデザインした
お洒落なグッズが沢山あるのですが、今回この展覧会に合わせて
カレンダーと「砂糖時光」と印字されたリネンの小袋に入っている
マスキングテープのセットをデザインしてくださいました。
使った後はリップなど化粧ポーチの中で迷子になる小物たちを
入れて使って欲しいな〜と考えて、袋入りにしてくれたのですが
女性らしい嬉しい心遣いに、メンバー感動。
もう一つ、4人の絵が1枚ずつポスターになっていて、3ヶ月ごとに
張り替えるカレンダーもあります。
どちらも自画自賛ながら、素敵な仕上がりになっているので
見ていただけたら幸いです。
そして、ハッ!と気づけば砂糖時光展も後半ラスト3日となりました。
何だか、おなごり惜しい〜(泣)
21日(金)はダイモンナオは14:30から、新谷麻佐子は14:30から、吉田磨希は12:00から
19:00まで在廊しております!22日(土)は4人全員在廊します。
23日最終日は私とダイモンさんと新谷さんの3人で在廊しています。
どうぞnowakiにお立ち寄り下さい。
よろしくお願いします。
のわき nowaki 『砂糖時光』
11月14日(金)〜11月23日(日)11:00〜19:00
〒606-8386 京都府 京都市左京区川端通仁王門下ル新丸太町49-1
https://www.facebook.com/pages/のわき-nowaki/335266603239962
秋も深まる京都nowakiにて、4人展「砂糖時光」展が始まっております。
今回、作品の他にもカレンダーやマスキングテープ、zineやノートなどのグッズや
私と新谷麻佐子さんのイラストを、ケーキ作家の中井清美さんに
アイシングクッキーにしていただいて販売しています。
イラストをアイシングクッキーに再現化するなんて、とんでもなく難しいのですが
さすが、中井さん!驚く程に再現化していただきました〜
食べるのがもったいないな〜とは思うのですが
グループ展に参加するために台湾へ行きました。今回は台北→台中→嘉義→台北と
移動して、途中以前からとても行ってみたかった阿里山へ連れて行ってもらいました。
阿里山に着いた時は、嵐のようでしたが、宿泊する民宿「阿里山森居」の
オーナーさんが駅まで迎えにきてくれて、豪雨の中を
全く気にする風でもなく、檳榔(びんろう)の鬱蒼と生い茂る山の中を
車で激走して行くのでした。さすが台湾!
阿里山には標高2,000mを超える山が18あり、有名な阿里山登山鉄道が走っています。
私もこの列車に乗ってみたかったのです。赤い列車と深い緑とコントラストが美しい。
泊めてもらった民宿「阿里山森居」
勾配の厳しい山の上、霧と雲海の中、隠れ家のように現れた素敵なお家。
お庭や玄関に犬が沢山いて、生まれたばかりの子犬が5匹もいてラッキー!
かわいかった〜
このお家の中には、大きなリビングとお部屋が2つ。
友達の家に遊びにきたように、落ち着けます。
展覧会のメンバーで貸し切りだったので、雨で鮮やかになった森を眺めたり、
カエルや鳥の声を聞きながら話し込んだりして、ゆったりと過ごせました。
玄関あけたら、すぐワンコ。
夕食はオーナーさんのお母さんのお料理が食べれます。
お母さんも近くで民宿を営んでいます。お母さんのお料理、すごく美味しかったなぁ。
阿里山森居は、何とも落ち着く場所でした。
又是非行きたいです。
翌日も雨で残念ながら、美しい日の出は見れなかったけれど、
それはもう一度ここに来る理由になったという事、嬉しくもあります。
雨が小降りになったところで、旧線路道を神木を見に歩きます。
線路の中に木屑や葉っぱが堆積してるのか、ふわふわでとても歩きやすい小径ですが
少し道をそれて森に入ったら、もう戻れそうにない。振り返ったら、小径も霧の中。
でも緑が深く生き生きしていて、目に入るものが怖いほど綺麗なのです。
吸い込まれてしまいそう。
そんな森の中を歩いていると、霧の中に巨大な神木が現れました。
下の方に写っているのは、私たちなのですが、
実はこの時、この大樹の存在に気づいていません。
見上げて、本当にビックリ!でした。
霧が濃くなってきました。
でも霧はこの樹の呼吸する息吹のようです。
「阿里山森居」
沖縄へ行ってきました。
一番楽しみにしていた与那国馬は、小さくて賢そうで何だか懐っこい。
もちろん油断してはいけないのだけど、この空気がそう思わせるのか
久々に会った友達みたいな親しみを感じてしまう。
早くも初夏の空、青々とした草原の中で、
ひたすらムシャムシャと草を食んでいる姿は、ずーっと見ていても飽きない。
やっぱり馬っていいな〜としみじみしてると、このファームの方↑から
河田桟さん著の「馬語手帖」なる本を薦めていただいたので、買ってみました。
あとがきに、ウマは不思議な生き物です。世の中には、どういうわけか「ウマ」という
言葉を聞くだけで、ぱっと顔が輝いたり、にこにこしたり、気持ちがすぅっとする、
という人が存在しているようです。などなど書かれており、
ずばり私の事?と思い当たって嬉しくなりました。
動物全般に好きですが、馬という生き物はどうにも不思議な魅力があります。
沖縄は訪れる度に色んな発見があるけれど、何度でも行きたい場所です。
フクギの並木道。
それにしても、沖縄ぜんざいは美味しかった!
これを食べるためだけに、もう一度行く。
個展「ながい冬のおわりに」が、お陰さまで無事に終了しました。
と言っても、終わってから2週間程経ちますが・・・。
3月7日〜14日まで。
タイトルに合わせてくれたのかな?のように寒い日が続いたにも関わらず、
沢山の方に見に来ていただけて、本当に感謝しております。
ありがとうございました!
今回、DMのイラストに描いていた、シンボク(神木)くんは
遠野に行った時に見た駒形神社の大きな神木が、冬のおわりに
おいしい朝食の支度の煙につられてやって来るところを想像して描きました。
何気なく真ん中のヒゲ部分は透けてるのですが、来てくれた子ども達に
その透けた部分について色々質問されて、面白かったです。
それから友人の造形作家の中井清美さんが、こんなそっくりなアイシングクッキーを
焼いてくださいました。(そっくりでかわいくて未だに食べれてないのですが)
同時期に開催していたマチオモイ帖展も明日で終わります。
作品を見ていただいた方々に、改めて感謝致します。
どうぞ、楽しい春をお過ごし下さい。
あけましておめでとうございます。
早くも6日。
のんびりしてて出遅れてしまいましたが
本年もどうぞよろしくお願い致します。
昨年暮れも押し迫ったころ、少し体調が悪くてちょっと横になったつもりが
16時間もひたすら眠ってしまい、眠ったまま年越ししてしまったのか!と
焦りましたが、何とか大晦日中に目覚めました。
お節の手伝いはとっくに間に合わないので、サポート役のおでんを煮込みながら
新年を迎えることができました。セーフ。
いつもの慌ただしいペースが崩れたのが幸いしたのか、
お正月から心身共にすっきり。
聴きなれた曲の一節がこんなにいい詞だったんだー
とか、改めて感じながら音楽を聴いて本を読んで
ゆっくりしてました。
今年は身体に気をつけながら、じっくりと日々過ごして行きたいと思います。
それからこの絵の馬のように、時々ふわりと旅に出ようと思います。
皆さまにとって、楽しく、良き1年でありますように。
篠山にある collisimo(コリシモ)という古い郵便局を
カフェとギャラリーにリノベーションした空間で、
いとう写真館 の長時間露光写真「昔撮り」に
行きました。
「昔撮り」とは、60秒間の長時間露光で撮影する写真館です。
60秒間同じ姿勢・体勢を維持しなければブレてしまい、
停まった姿を写真に残す事ができません。普段の写真館のように、
被写体とカメラマンで作り出す時間や、
カメラマンが拾い上げる一瞬の表情とは違い自分自身をより見つめ、
本来の姿と対話する事で思ってもみなかった素の自分が
そこには写っていたりします。(いとう写真館より)
1分間。されど長い!
最初はただ動いてはいけないと緊張するばかりで
余計に揺れているのが分かり、どんどん焦ってしまいます。
ただ、回を重ねる内に、身体のどの部分が重さを感じてるのか分かり、
少し呼吸も落ち着くと、ふっと意識が身体から離れ
物のように固定された自分から、距離を置けるような感覚でした。
モノクロで仕上がった写真は、情報が整理されていて
過不足無い、1分間の素の自分が写っていました。
ポラロイドなので復製も引き延ばしもない、たった1枚の写真です。
何とも緊張感のある時間が終わると日が暮れてきました。
この collisimo(コリシモ) の少し先に、同じオーナーさんが
rizmという古い米蔵をリノベーションした大きなギャラリーがあり
そこで、 いとう写真館特別展「手仕事の写真展」
が開催されています。(〜9月29日まで)
露光写真を撮った後に見ると、写真に対する気持ちも
格別でしたが、伊藤さんの「時間を切り取る写真」の
面白さと真摯に向き合う作品に感動した一日でした。
花屋の友人に写真を送ってコレは何?と聞いたら、
さっそく取り寄せてもらう。
茎もなく、根もなく、まるで魔女の髪の毛みたい。
吊るしておくだけで、特別な世話が必要のないとても不思議な植物らしい。
水は時々霧吹きであげる程度。
これは何でも枯らしてしまう私にピッタリではないか!
3つ程入荷されたので
友人でグリーンフィンガーと呼ばれる、何でも上手に植物を育てる友人と
私と同じくブラウンフィンガー(気がついたら何でも枯れてる友人)にも
プレゼントして、1年後のスパニッシュモスの生長ぶりを観察しよう。
ま、きっと枯れてもこのままのような気がするけど。
野生のものは樹の枝にぶら下がって着生、生長するようですが
私はハンガーにかけて窓辺に。
外から見たらシルエットが・・・かなりホラーかも。
やっちまいました。
ウチの猫、ちょっと長毛なのです。
それで暑いだろうし、少しお尻あたりの毛を切ってあげようかと
おせっかいにもチョキチョキ。
トリマーさん気取りでチョキチョキ〜っと、気前よく切ってると
何となくイヤな予感が・・・。
ハっと気付くと、ちょこっと薄皮一枚まで切れてしまいました。
きゃーーっと慌てましたが、本人(本猫)は、ニャーとも痛いとも
言わずにきょとんとしてるので、ちょっと薄皮切れただけだから
気付いてないのね〜とホッとしてました。
ところが、しばらくしたらさすがに気付いたようで
私を恨めしそうに見ながら、ぺろぺろと舐め続けて
何だか傷口ひろがったみたい〜。
家族からも非難轟々で、連日平謝りです。
おやつもブラッシングも要求されるがまま従っています。
そう言えば、自分の前髪もいつもザクザク切っては後悔してました。
もうハサミは持ちません!
ご、ごめんなさい。
この夏の猛暑には、すっかり参っておりました。
そんな中、この夏は京都に行く機会が沢山ありました。
大阪にいると京都はいつでも行けるし、夏は暑すぎて冬は寒すぎる、
春と秋は観光客が多すぎるからと
ついつい後回しになってしまうのですが
今回は京都に住む友人宅に泊めてもらって
色んなイラストレーターさんとお会いしたり
なりゆきサーカスさん主催のマルプデザインのなりゆき寺子屋に
参加して勉強させてもらったり、ギャラリーや本屋さんを巡ったり
雨のしたたる比叡山延暦寺や大原の三千院を見て感動しきりだったりと、
今まで知っていた京都の事なんて、ほんの上っ面だったのかなーと
思う程、新鮮に思えました。
一昨日、最後に見上げた京都タワーもいつになく存在感あり。
一乗寺にあるギャラリーカフェ Black bird White birdにて
突然始まったkleeのyumiさんのライブ。
イラストレーターyasuyoさんのとがっててキュートな
ワイヤーワークの指輪と、苺のかき氷。
先日大雨の中、奈良の室生山上公園芸術の森に行く。
室生寺に向かう一本道路の少し手前、山深い森の中にポカンと空間が生まれ視野が広がる。
ザァーザァーと雨が降る中、緑が濛々と白い息を吐いていて、そこに佇むは私と友人の二人だけ。
わざわざ雨の日に、ここに訪れる人はいないのだろうけど(台風も近づいてたし)なんて贅沢な
美術鑑賞なのだろう!
雨に濡れたイスラエルの作家 ダニ・カラヴァンの壮大な造形作品は
何とも神々しく、奈良なのか?日本なのか?ここはどこなのか?と頭がぐるんぐるんとして
違和感なく異空間に入ってしまうのでした。
苔が水を吸って、動き出しそうなぐらい。
管理センターのおじさんが、この公園について熱く語ってくれて森の中に苔の上を歩いてるような
モフモフの小径を教えてくれたので、帰り道はまた違った場所に来たようでした。
ツイッターで毎日、公園の写真をアップされてるらしいです。
ここですっかりハイテンションとなった私達は、この後ギャラリー夢雲へ江崎満さんの個展、
「江崎満の宇宙展」に行くのですが、森の中のお伽噺みたいなギャラリーの中で
スゴイ生命力ある作品と過ごしました。6月30日までですが、是非是非お薦めです。
頭はぐるんぐるん、身体は心地よく疲れ、心はふわり。五感に貴重な一日でした。